このエントリーをはてなブックマークに追加
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ
2011
05
30

「Road Eyes」Amusement Parks on Fire


このエントリーをはてなブックマークに追加
apof-road.jpg

個人的に大好きなバンドで、且つ最も新作を待ち焦がれていたバンドAPOFの、約四年ぶりとなるオリジナルアルバム。2010年発表。

シーンを揺るがした前作「Out of Angeles」により、シューゲイザーの最前線に立った彼ら。しかし当の本人は、

「最近のシューゲーザーのバンドとの共通点は全く感じない。そうしたバンドと比較されるのはフラストレーションがたまるし、彼等は曲を書くよりディレイ・ペダルに逃げているように思う。My Bloody Valentineだけが僕にとっての大きな影響源だ。彼等は、退屈な最近のシューゲイザーのバンド達とは違って、Dinosaur JrやHusker Duといった僕にインスピレーションを与えてくれるバンドとの 共通点もあるしね。」

BIG NOTHING Amusement Parks On Fire/新作『ロード・アイズ』詳細



 マイケルの音楽観が詳らかにわかる発言であり、近年のシューゲイザーバンドに個性が無いことを嘆いている。ペダルに頼ってばかりで雰囲気ばかりの没個性的なバンドとは違い、自分たちは輪郭のあるサウンドを技巧を凝らして追求しているんだ、といった感じだろうか。

 そんな思想も相まって彼の完璧主義っぷりが以前にも増して反映され、約四年という長い月日を要した本作だが、その背景にはシーンを引っ張って行く気概や使命感もあったのかもしれない。

 ミキサーを14回も変更するなど、音作りやレコーディングを納得いくまで繰り返し、妥協を許さず作られた「Road Eyes」。何層にも重ね合わせた圧倒的迫力の轟音ノイズに、ストーリー性のある曲展開など、その高い表現力で大物の風格を漂わせる。感傷的・情緒的なメロディとヴォーカルが彼らの魅力を引き立て、蒼さを纏いながら鳴り渡る嵐のようなサウンド。正直なところ、本質的な部分は前作と変わっていないが、音の質感が若干シャープになった印象があり、粗さが前作以上に減っている。

 本作における代表曲#2「Flashlight Planetarium」は、重層なギターサウンドで走り抜ける、3分弱のシンプルかつパワフルな一曲。ありそうでなかった曲かもしれない。個人的にAPOFの鳴らすサウンドはツボなので、盲目的に素晴らしいと感じてしまうのだが、おそらく前作と並ぶ名作となり得るだろう。また、前作を気に入った人には間違いなく受け入れられるハズ。そしてシューゲイザーの中でもマイブラに近いサウンドを求めている人にはオススメのバンド。




にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ
スポンサーサイト
2011
05
01

「Colour Trip」Ringo Deathstarr


このエントリーをはてなブックマークに追加
Ringo-colour.jpg


Ringo DeathStarrが今年リリースした、バンド初のフルアルバム。ミニアルバム「Sparkler」が絶賛されたことにより期待感が高まる中、ついにリリースされたアルバムです。シューゲイザーの新星として現在、最も注目されている存在と言えるでしょう。バンドの構成は、エリオット・フレイザー(Vo/G)、アレックス・ゲーリング(Vo/B)、ダニエル・コーボーン(Dr)の三人組。

特徴は男女混交のツインヴォーカルと、耳を劈くような刺々しい轟音ギター。中でも、ジザメリと比較されるほどのノイジーなギターは、バンドのトレードマークにもなっています。リズム隊の太く力強い演奏もインパクトがあり、搾り出した果実の甘酸っぱさにも似た雰囲気を醸し出しながら、一気に駆け抜けていきます。実際、個々の曲は二分半~三分ほどと、コンパクトに纏まっているため、エネルギッシュなバンドサウンドがギュッと詰まっている感じを受けました。そんな蒼いサウンドを掻き鳴らす本作は、まさに初春の今にとても合う作品と言えます。

ネオ・シューゲイザーとして語られることの多い彼らの音は、エコーのかかった気だるいヴォーカルや、浮遊感のあるギターサウンドなどは方程式通りです。しかし、全体的に聴くと憂鬱な雰囲気はそれほど感じられず、むしろ明るい日差しの下で駆けまわっているような、元気な印象を受けました。浮遊感のあるサウンドの中で、幸福な気分を味わえる名作です。




にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ
2011
03
17

「Untouched」Secret Shine


このエントリーをはてなブックマークに追加
SecretShine-untouched.jpg


 今年の1月にニ年ぶりとなる新作「The Beginning and the End」をリリースしたことに驚きつつ、今回はSecret Shineのデビュー作、「Untouched」を紹介します。それにしてもリアルタイムで活躍していたシューゲイザーバンドが、再結成してここまで頑張ってくれているのはとても嬉しいことです。

 Secret Shineは、1990年にサラ・レコードからデビューし、1993年に本作をリリース。シューゲイザー・ムーヴメントの渦中で活躍し、1996年に解散。その後十年以上の時を経た2008年に再結成&新作リリース。そして現在に至っています。因みに、COTDのNARASAKIが、ベストオブシューゲイザーとしてSecret Shineを挙げたそうです。


 瑞々しくもけたたましいギターサウンドをはじめ、隅々まで行き渡る男女のコーラスワークや、甘ったるいメロディ。これらが視界をぼやけさせていく様は、まさにドリームポップ、これぞシューゲイザー。中でも、女性の耽美なコーラスがふんだんに取り入れているところが高評価でした。表に出過ぎず、雪山からこだましてくるようなコーラスの美しさは、他のバンドと比べても随一だと思います。

 他にも、全体を覆うギターノイズの波の中で、ドラムやヴォーカルが強い主張を見せている部分や、シンプルで聴きやすく部分が、ロックバンドらしくて良いですね。個人的に大好きなのは#2「Temporal」と#7「Underworld」といった、疾走感のある曲です。

 瑞々しいサウンドに関しては、さすがサラ・レコード、といったところでしょうか。夕焼けの海面反射を土手から眺めているかのような・・・、そんな青臭さや美しさを感じた作品です。8曲と収録曲は少ないですが、シューゲイザーの魅力全開の名作と断言できます。SlowdiveRide並にもっと評価されてもいいと思うのですが・・・。



  
にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ

カレンダー

タグ

プロフィール

コウヤン

Author:コウヤン
ようこそ!
音楽をメインに綴りますが、基本的にブログの方針は定まっておらず・・・。

Myホームページ
Twitter
Last.fm

Twitter

検索フォーム

ニコニコマイリスト

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。